人は目標にふさわしい行動を取る機会が訪れただけでいい気分になってしまい、実際に目標を達成したような満足感を覚えてしまうのです。

人は目標にふさわしい行動を取る機会が訪れただけでいい気分になってしまい、実際に目標を達成したような満足感を覚えてしまうのです。そしてヘルシーなものを選ぶという決心はどこかへ吹き飛び、まだ満たされていない欲求−目先の楽しみ−が最優先になってしまいます。ヘルシーな食べ物を注文しなくては、という決心は弱まり、ジャンクフードを食べたい欲求が強くなります。

スタンフォードの自分を変える教室(だいあ文庫) ケリー・マクゴニガル/神崎朗子訳 

2012年に翻訳書が刊行され話題となり、2013年のビジネス部門年間ベストセラー1位になった本書。タイトルからして啓蒙書ということで文庫本を手にするまで読むことなくきましたが、あああ、もっと早くに目を通しておくべきだったと思うほどの内容でした。

「自分を変える」ことを目的にした啓蒙書ではありません。人の意思力への理解、習慣の改善への知見を与えてくれる本で、心理学、脳科学の事例を元に自分などはいくつも思い当たる「そうしてしまった理屈」「自分に甘くしてしまう訳」を解いてくれます。

「できない」「続かない」「やれない」のはなぜか。それは精神力の問題でなく、そうなってしまう脳の仕組み、心理のロジックがあることを知ることができます。仕組みがわかることで、自分自身どうすればよいか、思い悩むことも思い詰めることもなく、対応方法を考えるきっかけをくれます。

全世代におすすめしますが、特に高校生におすすめしたいです。

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