専門用語では”メタヴァース”と呼ばれる、想像上の場所だ。

だから、彼はいま、このユニットにはいない。彼がいるのはコンピューターの作り出した宇宙であり、ゴーグルに描かれた画像とイヤフォンに送り込まれた音声によって出現する世界。専門用語では”メタヴァース”と呼ばれる、想像上の場所だ。ヒロは、このメタヴァースでほとんどの時間を過ごしていた。ここは<貯蔵庫>のようないやなことはない。

スノウ・クラッシュ ニールスティーヴンスン P.44

昨今、目にすることが多くなったメタバースというキーワード。その語源となるのが本書ということを知り、手に取りました。絶版状態らしく古書が高価販売されています。

日本のポップカルチャーに影響されましたという感の強い設定、展開が漫画っぽい大ぶりな前半。上巻後半からは「ダビンチコード」のようなややこしいミステリーの趣きでした。

公表された当時、ポストサイバーパンクと評価なったされた本作。時代とともに見たことのある作品になってしまった感もありますが、それも本作が秀逸で、後進のモデルになったからなのかもです。読んで損のない作品です。

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